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比較ガイド

【2026年版】EC API 5社徹底比較
楽天 / Amazon / Shopify / BASE / メルカリ

更新日: 2026-02-15 読了時間: 約10分 カテゴリ: EC・コマース

ECサイトやアフィリエイトメディアを構築する際、商品データの取得やストアフロントの構築にAPIは欠かせません。本ガイドでは、日本で利用可能な主要5つのEC APIを、アフィリエイト対応・商品データ量・API制限・日本市場カバー率の観点から徹底比較します。

目次

  1. 比較サマリー
  2. 各APIの特徴と強み
  3. ユースケース別おすすめ
  4. 実装サンプルコード
  5. まとめ

1. 比較サマリー

API アフィリエイト 商品データ量 API制限 日本市場 難易度
楽天市場API 対応 3億商品以上 1リクエスト/秒 国内最大 初級
Amazon PA-API 対応 数億商品 1リクエスト/秒〜 完全対応 中級
Shopify Storefront API なし 自社ストア依存 50リクエスト/秒 完全対応 中級
BASE API なし 自社ストア依存 制限緩め 日本専用 初級
メルカリAPI 限定的 20億品以上(累計) 非公開 日本専用 上級

2. 各APIの特徴と強み

楽天市場API - 日本最大級のECデータ

楽天市場の商品検索、ランキング取得、ジャンル情報取得が可能。楽天アフィリエイトと連携し、商品紹介で収益化できます。楽天トラベル、楽天ブックスなどグループサービスのAPIも豊富。

  • 強み: 日本最大級の商品データベース、アフィリエイト連携、豊富なサブAPI(トラベル、ブックス等)
  • 弱み: レート制限が厳しい(1リクエスト/秒)、レスポンスがXML中心、ドキュメントがやや古い
  • おすすめ: 商品比較サイト、アフィリエイトメディア、価格追跡ツール

Amazon PA-API - グローバル最大のEC API

Amazon Product Advertising APIは、Amazonの商品情報・価格・レビューデータにアクセス可能。Amazonアソシエイトと直結し、アフィリエイトリンクの自動生成ができます。利用にはAmazonアソシエイトの売上実績が必要。

  • 強み: 世界最大の商品データベース、詳細な商品メタデータ、高い信頼性
  • 弱み: 利用条件が厳しい(売上実績必要)、署名付きリクエストが複雑、レート制限あり
  • おすすめ: アフィリエイトサイト、価格比較サービス、商品レビューサイト

Shopify Storefront API - 自社ECのヘッドレス化

Shopifyストアのデータにアクセスし、カスタムストアフロントを構築するためのGraphQL API。Hydrogen(Shopify公式Reactフレームワーク)との組み合わせで、高速なヘッドレスコマースを実現。

  • 強み: GraphQLで柔軟なデータ取得、Hydrogen連携、チェックアウト機能内蔵、高いレート制限
  • 弱み: 自社ストアのみ、Shopify契約が前提、日本語ドキュメントが少ない
  • おすすめ: ヘッドレスコマース構築、ブランドEC、カスタムストアフロント

BASE API - 日本のかんたんEC

国内200万ショップ超のBASEが提供するAPI。OAuth認証でショップの商品・注文データにアクセス可能。シンプルなREST APIで、EC連携アプリの開発に向いています。

  • 強み: シンプルなAPI設計、日本語ドキュメント完備、小規模ショップの多さ
  • 弱み: 個別ショップへのアクセス(横断検索不可)、機能がShopifyより限定的
  • おすすめ: BASEアプリ開発、小規模EC連携、在庫管理ツール

メルカリAPI - フリマデータの活用

メルカリの商品データにアクセスできるAPI。公式APIは限定的で、パートナー向けに提供。累計20億品以上の出品データは、中古品の相場調査やトレンド分析に活用できます。

  • 強み: 膨大な中古品データ、リアルタイムの相場情報、日本最大のフリマプラットフォーム
  • 弱み: 公式APIの提供範囲が限定的、パートナー申請が必要、ドキュメントが少ない
  • おすすめ: 中古品相場調査ツール、リセール分析、在庫管理連携

3. ユースケース別おすすめ

アフィリエイトメディア → 楽天市場API + Amazon PA-API

商品比較記事やランキングサイトには両方の併用が最強。楽天で日本のEC全般をカバーし、Amazonでグローバル商品を補完。

ブランドEC・D2C → Shopify Storefront API

独自デザインのストアフロントを構築するなら Shopify + Hydrogen が最適解。チェックアウト、在庫管理、決済がすべて統合。

小規模ショップ連携 → BASE API

BASEショップのデータ連携アプリを作るなら、シンプルなREST APIで素早く開発可能。日本語サポートも充実。

価格比較・相場調査 → 楽天 + Amazon + メルカリ

新品は楽天・Amazon、中古はメルカリのデータを組み合わせることで、包括的な市場価格分析が可能。

4. 実装サンプルコード

楽天市場API(JavaScript / Fetch)

// 楽天商品検索API const APP_ID = 'your-app-id'; const keyword = encodeURIComponent('ワイヤレスイヤホン'); const response = await fetch( `https://app.rakuten.co.jp/services/api/IchibaItem/Search/20220601?applicationId=${APP_ID}&keyword=${keyword}&hits=10` ); const data = await response.json(); console.log(data.Items); // 商品一覧

Amazon PA-API(cURL)

# Amazon商品検索(署名付きリクエスト) curl -X POST 'https://webservices.amazon.co.jp/paapi5/searchitems' \ -H 'Content-Type: application/json' \ -H 'X-Amz-Target: com.amazon.paapi5.v1.ProductAdvertisingAPIv1.SearchItems' \ -d '{ "Keywords": "ワイヤレスイヤホン", "SearchIndex": "All", "ItemCount": 10, "PartnerTag": "your-tag-20", "PartnerType": "Associates", "Resources": ["ItemInfo.Title", "Offers.Listings.Price"] }'

Shopify Storefront API(GraphQL)

// Shopify Storefront APIで商品一覧取得 const query = `{ products(first: 10) { edges { node { title handle priceRange { minVariantPrice { amount currencyCode } } images(first: 1) { edges { node { url altText } } } } } } }`; const response = await fetch('https://your-store.myshopify.com/api/2024-01/graphql.json', { method: 'POST', headers: { 'Content-Type': 'application/json', 'X-Shopify-Storefront-Access-Token': 'your-token', }, body: JSON.stringify({ query }), });

5. まとめ:選び方フローチャート

  1. アフィリエイト収益化? → Yes: 楽天市場API + Amazon PA-API
  2. 自社ECの構築? → Yes: Shopify Storefront API
  3. 小規模ショップ連携? → Yes: BASE API
  4. 中古品の相場調査? → Yes: メルカリAPI
  5. 日本市場の商品データ? → Yes: 楽天市場API

アフィリエイトなら楽天+Amazonの併用、自社ECならShopifyが定番です。いずれも無料でAPIキーを取得でき、テスト環境で試してから本番導入できます。

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