【2026年版】EC API 5社徹底比較
楽天 / Amazon / Shopify / BASE / メルカリ
ECサイトやアフィリエイトメディアを構築する際、商品データの取得やストアフロントの構築にAPIは欠かせません。本ガイドでは、日本で利用可能な主要5つのEC APIを、アフィリエイト対応・商品データ量・API制限・日本市場カバー率の観点から徹底比較します。
目次
1. 比較サマリー
| API | アフィリエイト | 商品データ量 | API制限 | 日本市場 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天市場API | 対応 | 3億商品以上 | 1リクエスト/秒 | 国内最大 | 初級 |
| Amazon PA-API | 対応 | 数億商品 | 1リクエスト/秒〜 | 完全対応 | 中級 |
| Shopify Storefront API | なし | 自社ストア依存 | 50リクエスト/秒 | 完全対応 | 中級 |
| BASE API | なし | 自社ストア依存 | 制限緩め | 日本専用 | 初級 |
| メルカリAPI | 限定的 | 20億品以上(累計) | 非公開 | 日本専用 | 上級 |
2. 各APIの特徴と強み
楽天市場API - 日本最大級のECデータ
楽天市場の商品検索、ランキング取得、ジャンル情報取得が可能。楽天アフィリエイトと連携し、商品紹介で収益化できます。楽天トラベル、楽天ブックスなどグループサービスのAPIも豊富。
- 強み: 日本最大級の商品データベース、アフィリエイト連携、豊富なサブAPI(トラベル、ブックス等)
- 弱み: レート制限が厳しい(1リクエスト/秒)、レスポンスがXML中心、ドキュメントがやや古い
- おすすめ: 商品比較サイト、アフィリエイトメディア、価格追跡ツール
Amazon PA-API - グローバル最大のEC API
Amazon Product Advertising APIは、Amazonの商品情報・価格・レビューデータにアクセス可能。Amazonアソシエイトと直結し、アフィリエイトリンクの自動生成ができます。利用にはAmazonアソシエイトの売上実績が必要。
- 強み: 世界最大の商品データベース、詳細な商品メタデータ、高い信頼性
- 弱み: 利用条件が厳しい(売上実績必要)、署名付きリクエストが複雑、レート制限あり
- おすすめ: アフィリエイトサイト、価格比較サービス、商品レビューサイト
Shopify Storefront API - 自社ECのヘッドレス化
Shopifyストアのデータにアクセスし、カスタムストアフロントを構築するためのGraphQL API。Hydrogen(Shopify公式Reactフレームワーク)との組み合わせで、高速なヘッドレスコマースを実現。
- 強み: GraphQLで柔軟なデータ取得、Hydrogen連携、チェックアウト機能内蔵、高いレート制限
- 弱み: 自社ストアのみ、Shopify契約が前提、日本語ドキュメントが少ない
- おすすめ: ヘッドレスコマース構築、ブランドEC、カスタムストアフロント
BASE API - 日本のかんたんEC
国内200万ショップ超のBASEが提供するAPI。OAuth認証でショップの商品・注文データにアクセス可能。シンプルなREST APIで、EC連携アプリの開発に向いています。
- 強み: シンプルなAPI設計、日本語ドキュメント完備、小規模ショップの多さ
- 弱み: 個別ショップへのアクセス(横断検索不可)、機能がShopifyより限定的
- おすすめ: BASEアプリ開発、小規模EC連携、在庫管理ツール
メルカリAPI - フリマデータの活用
メルカリの商品データにアクセスできるAPI。公式APIは限定的で、パートナー向けに提供。累計20億品以上の出品データは、中古品の相場調査やトレンド分析に活用できます。
- 強み: 膨大な中古品データ、リアルタイムの相場情報、日本最大のフリマプラットフォーム
- 弱み: 公式APIの提供範囲が限定的、パートナー申請が必要、ドキュメントが少ない
- おすすめ: 中古品相場調査ツール、リセール分析、在庫管理連携
3. ユースケース別おすすめ
商品比較記事やランキングサイトには両方の併用が最強。楽天で日本のEC全般をカバーし、Amazonでグローバル商品を補完。
独自デザインのストアフロントを構築するなら Shopify + Hydrogen が最適解。チェックアウト、在庫管理、決済がすべて統合。
BASEショップのデータ連携アプリを作るなら、シンプルなREST APIで素早く開発可能。日本語サポートも充実。
新品は楽天・Amazon、中古はメルカリのデータを組み合わせることで、包括的な市場価格分析が可能。
4. 実装サンプルコード
楽天市場API(JavaScript / Fetch)
// 楽天商品検索API
const APP_ID = 'your-app-id';
const keyword = encodeURIComponent('ワイヤレスイヤホン');
const response = await fetch(
`https://app.rakuten.co.jp/services/api/IchibaItem/Search/20220601?applicationId=${APP_ID}&keyword=${keyword}&hits=10`
);
const data = await response.json();
console.log(data.Items); // 商品一覧Amazon PA-API(cURL)
# Amazon商品検索(署名付きリクエスト)
curl -X POST 'https://webservices.amazon.co.jp/paapi5/searchitems' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-H 'X-Amz-Target: com.amazon.paapi5.v1.ProductAdvertisingAPIv1.SearchItems' \
-d '{
"Keywords": "ワイヤレスイヤホン",
"SearchIndex": "All",
"ItemCount": 10,
"PartnerTag": "your-tag-20",
"PartnerType": "Associates",
"Resources": ["ItemInfo.Title", "Offers.Listings.Price"]
}'Shopify Storefront API(GraphQL)
// Shopify Storefront APIで商品一覧取得
const query = `{
products(first: 10) {
edges {
node {
title
handle
priceRange {
minVariantPrice { amount currencyCode }
}
images(first: 1) {
edges { node { url altText } }
}
}
}
}
}`;
const response = await fetch('https://your-store.myshopify.com/api/2024-01/graphql.json', {
method: 'POST',
headers: {
'Content-Type': 'application/json',
'X-Shopify-Storefront-Access-Token': 'your-token',
},
body: JSON.stringify({ query }),
});5. まとめ:選び方フローチャート
- アフィリエイト収益化? → Yes: 楽天市場API + Amazon PA-API
- 自社ECの構築? → Yes: Shopify Storefront API
- 小規模ショップ連携? → Yes: BASE API
- 中古品の相場調査? → Yes: メルカリAPI
- 日本市場の商品データ? → Yes: 楽天市場API
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